今年初めて、聖護院きゅうりというきゅうりを栽培してみました。
厳密にいうと聖護院きゅうりというのはすでに廃れてしまっていて、今栽培出来るのは
聖護院節成きゅうりという近しい品種です。(種は保存されているようです)
聖護院といえば、かぶ、大根が有名ですが、きゅうりは知らなかったので作ってみたら
ほろ苦さが魅力のこれまで食べたきゅうりとはちょっと違うものが出来ました。
ちなみに聖護院きゅうりとは。。
江戸時代後期の天保年間(1830年〜1844年)以前から栽培されていたきゅうりをもとに育成されたという。京都市左京区聖護院地区で多く栽培されていた。明治時代中頃に形状の良い改良系が選抜され、左京区を中心に盛んに栽培されていた。昭和に入ってから他品種との競争に破れ、現在は、保存されている種子のみが残っている。長さ18cm〜21cmで果色は濃い緑色。細身でイボは細かく、少ない。京の伝統野菜。"コトバンクより
農家あるあるで、どんな野菜も絶対に全部出荷出来るわけではないので残った野菜は全力で消費します。きゅうりも勿論その対象で、毎年ピクルスやら漬物やらを作りますが今回はパートさんの奥様直伝のキュウちゃん漬けのレシピです。
上の画像は取り遅れて大きくなって黄味がかった聖護院きゅうり約2キロ。
全部スライサーにかけたボールの中は写真の粉チーズと比較して貰ったらその量が分かると
思います。。。汗
スライスしたきゅうりの塩を一握り入れてかき混ぜて重石をして一晩。
水がかなりあがりますので、ザルにあげてその後かなりきつめに水気を切ります。
【重要】ここで手ぬぐいやフキンを使って絞りあげ、水気をなるべく切ってください!
*醤油80cc *酢100cc *みりん30cc *砂糖80g *生姜1個(千切り)*鷹の爪1本(輪切り)*塩昆布20g
塩昆布以外を全部鍋に入れて水気を切ったきゅうりと一緒に強火で水分がなくなるまでかき混ぜながら煮ます。
【重要】弱火にするときゅうりが柔らかくなり歯ごたえが悪くなります。
水分がなくなったら火を止めて冷ましたあと、塩昆布を混ぜます。
お好みで刻んだ大葉も美味しいですよ!