私は関東の出身なので、恵方巻というのは馴染みがありません。
20年位前の事でしょうか、コンビニ各店が突然節分に
その年の方角を向いて、太巻きを食べると縁起がいい。みたいなことを
言い出して、バレンタイン商法の再来か、と鼻白んだのを覚えています。
というわけで、"節分に恵方巻なんて食べてたまるか"と生きてきましたが、
関西にくると節分に向けて、恵方巻をどうするか、という話題が多くなり
ますます鼻白み続けていたのですが、ある日のこと70代の方から、
その方の幼少期の恵方巻と今の恵方巻は大分違うという話を伺い、
関西では伝統の文化だったんだと膝を打ちました。
現在販売されているものは、太巻きで豪華なおかずみたいな中身ですが
昔はもっと質素で、手のひらサイズ=手巻き寿司みたいだったとのこと。
その年の方角に向かって家族皆んなで、丸かじっていたんだな~と
微笑ましい姿を思い、なんだかホッとしました。
今年初めて恵方巻を買いました。
祇園いづうの鯖寿司が好きなので、東福寺のいづ松さんを見たときピンときました。
いづうさんから暖簾分けを許された数少ないお店だそうです。
食べやすい太さと素朴な具材で美味しかったです。
街はすっかりバレンタイン。
踊らされていると分かっていても、何だかソワソワして楽しい季節です。
色恋に限らず、義理だってなんだって甘い!
バレンタイン以上の商法戦略はないでしょうね。
