ギフト用などで販売されているのを知ってはいましたが、
何となく食指が伸びず食べたことがなかった白いいちごを初購入。
今や沢山の品種があるそうです。
白いちごは、光に当たっても赤くなる色素(アントシアニン)が
生成されにくい遺伝的特性を持ついちごの総称とのこと。
断面を見て分かる通り、中身も白いです。
今回は天使のいちごという品種でしたが、甘みと酸味のバランスが良くて
なかなかに美味。見た目も美しくて、白・ピンク・赤と3種類セットで
販売されているのもあります。
でも、やっぱりいちごは赤いほうがいちごらしいし、
視覚情報がある以上、赤いいちごを食べるときの方が
甘いっていう先入観と一緒に味覚も左右されそうな気がします。
真っ白かつ甘みがあるという白いいちごの開発には20年の歳月が
費やされたそうです。青いバラに代表される、育種という世界には
青果、花きを栽培する側とは全く異なる世界があります。
昔は、収量を増やしたり、病気に強い品種の種を採取し新しい品種を作る
のが普通だったと思いますが、今や遺伝子く組み換えやゲノム編集などで
作るのが主流のようです。大根やキャベツ、ほうれん草など、大量に消費
される野菜は、毎年各種苗会社が競って新しい品種を発表します。
一方、その土地に代々伝わる野菜や花の種を自家採取して、作り続ける事で
形状が固定された品種(固定種、在来種)への注目も高まっています。
先日紹介した下仁田ねぎはまさにこれです。
種苗会社からF1の下仁田ねぎの種は出回っていますが、
下仁田というエリアの特性に適合した下仁田ねぎの種を先祖から代々譲受けた
この下仁田ねぎは固定種です。種のポテンシャルはもちろんのこと、
水や温度、土壌全てが合わさって初めてこの下仁田ねぎになるというわけです。
発芽も揃いづらいため、生育にもバラつきがあり
市場流通や安定供給とはなりませんが、滋味溢れる食味で
プロの料理人やこだわりのある野菜好きに支持されています。
異常気象と呼ばれて久しいですが、今年の種苗会社のカタログには
猛暑に強い!と銘打たれた新しい品種目白押しです。
暑くて作れないのなら、食べなきゃいいのに、と思いつつも
需要があるならと、暑さに弱いうちの葉物達をどうするか
今年の夏に向けての対策を考えています。
白いいちごも需要が増えれば、今後も品種が増えていきそうです。



